オンライン個別指導の受講に必要な機器と環境

勉強法・進路

2020年のパンデミック以来、オンライン家庭教師オンライン個別指導が急速に広まりつつあります。

家庭教師を家によぶ必要がない、個別指導教室に通う必要がない、さらには指導者の選択肢が日本中、世界中に広がっていることなど、多くのメリットが認められているからです。

この記事ではオンライン個別指導の受講を検討されている方に向け、必要な機器や環境を説明します。

機器編

パソコンまたはタブレット

必須アイテムです。マイクやスピーカー、ウエブカメラ内蔵の機種が多いと思いますが、外付けのヘッドセットを推奨しますので、これらの性能はあまり高くなくてもかまいません。

書画カメラを使用する場合は、書画カメラとの接続(USBが多いでしょう)ができることや、グラフィック性能の優れたものがよいです。

個別指導で使う資料や板書メモなどはパソコンに整理して保管し、予習や復習に役立てましょう。

ルーター(wifiまたは有線)

機器の性能は普通のもので問題ありませんが、設置場所や受講場所に気をつける必要があります。

受講場所および受講時間帯で信号が十分に強いことを確認してください。信号が弱いと接続が不安定になり、音声や画像が途切れたりオンラインへの接続が途切れるなど、受講に支障が出ます。

また使用時間帯に家族や同居者の他者が動画や大ファイルのダウンロードなどをおこなうと、受講に影響が出ることがあります。家族とルールを決めておくことをお勧めします。

寮など自分で通信機器のコントロールができない場合、後述の「寮での受講について」をご参照ください。

海外で受講の場合、家庭内のwifi機器が良好でも上流の回線品質に問題のある場合があります。プロバイダなども確認し、ネット環境が安定で良好であることを確認してください。

ヘッドセット

必須アイテムではありませんが強く推奨します。

パソコン内蔵のマイクよりヘッドセットのマイクの方が、あなたの声がより鮮明に先生に届きます。

特にリビングなど背後の雑音の多い場所で受講する場合は、マイク付きのヘッドセットは必須です。内蔵マイクは背後の音(家族の声や歩き回る足音など)をよく拾います。あなたの声より大きい雑音が先生側に届いていることもよくあり、先生が生徒の声を聞き取りにくくなります。

また静かな自室であっても声が小さめの人は、ヘッドセットを使うと先生側にあなたの声がよく伝わります。

あなたの声をよりはっきり先生に届けるためにも、可能であればヘッドセットを使ってください。

ウエブカメラ

ノートパソコンやタブレットならたいていは内蔵のカメラがありす。受講中に生徒の顔がちゃんと映るようであればそれでかまいません。

受講時に画面を見やすいように画面の角度を変えることがあると思いますが、そのとき内蔵カメラで生徒の顔が映らなくなるようなら、外付けのウエブカメラを使ってください。

オンラインでの指導の場合、生徒の表情がカメラで見えることが指導者にとってとても大事なのです。受講しやすいように画面の角度を変えて天井しか映らないケースがあります。そのようなときは外付けのウエブカメラを使ってください。

デスクトップだと外付けでウエブカメラが必要です。

書画カメラ(必要に応じて)

生徒の手元を映すカメラです。USB接続が一般的なようです。

ウエブカメラでは顔が見えるようにしておいて、手元のノートの様子をこの書画カメラを使って画面共有することができます。

先生はあなたの計算順序図を描く順序などを観察することで、あなたの思考の流れや悪いクセを見つけることができるので、通常のノート提出に比べて指導効果を高めることができます。

高価なものは不要です。必要かどうかは受講目的や受講方法によって異なりますので、面談時に相談してください。

プリンター

先生が独自の資料を使ったり宿題課題をpdfなどで送ったりすることがあります。画面で開くだけでも読めますが、一般的に試験は紙ベースですから、こういう資料や課題は印刷して使用したいですね。

環境編

良好なネット接続

wifi信号が十分強くて安定していることを確認してください。

信号が弱いとネット接続が不安定になり授業中に接続が切れることがあります。授業中にこれが頻発すると授業に集中できません。wifiルーターを受講場所の近くに設置するなど家庭内で解決できる問題はあらかじめ解決しておいてください。

静かな部屋

リビングで受講するケースもあるようですが、背後の物音や話し声はマイクを通して講師側にもよく聞こえてきます。家庭内でできるだけ静かな環境で受講できるよう配慮をお願いします。

またカフェやファミレス等での受講は禁止とします。

ラインなどのチャットアプリ

授業時間外でのサポート利用は大事なポイントです。週1回60分だけで成績が上がるはずはありません。サポートを上手に利用してください。

寮での受講について

特に寮で生活をしている受講生がオンライン個別指導を受講する場合、上記のような環境を整えることが難しいです。

実際にあったケースを3つ紹介します。残念ながら受講の成果は好ましくありませんでした。寮生などで上記の環境がそろわない場合は、申しわけありませんが受講をお断りします。

(1) 受講場所でのwifiの信号がそもそも弱く、また受講時間帯に他の生徒が多く利用していたため、接続が不安定で1時間の間に何度も切れました。テザリングなどへのバックアップに切り替えるとしても授業の中断は避けられず、授業内容に全く集中できませんでした。

(2) 寮に個室がないため食堂などのオープンな場所で、食事の時間外に受講しました。しかし食堂には時間外でも他の生徒が出入りしたり背後で大声で会話をしていたりで、とても集中できる環境ではありませんでした。

(3) 寮のルールで、スマホやパソコン等の使用が制限されていました。メールやSNSの利用も厳しく制限されていたため、授業時間外の宿題やノートの確認、勉強中のQ&Aなど各種のサポートが全く利用できませんでした。結局は週1回の授業時間でしか接触できず成果も上がりませんでした。

これらは自力ではどうすることもできない要因です。残念ながらこのようなケースではオンライン個別指導は適切な勉強手段ではありません。訪問型の家庭教師を依頼するなど、他の方法をご検討ください。

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